年賀状はいつまでに出す?共働きの準備と最短ルート

育児・暮らしの効率化

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先に答えだけ(3行)

  • 年賀状はいつまでに出す? その年の投函期限を公式で確認します。例年12月25日前後が目安ですが、年によって変わります。ネット注文は注文の締切が基準です。
  • どれくらい時間がかかる? 作業は合計3時間程度。1日15分×5日に割れば12月でも回ります。間に合わなくても寒中見舞いがあります。
  • 最初の一歩は? 元旦に届く投函期限を公式で確認してカレンダーに入れます。ネット注文なら、注文の締切と納期も確認します。

こんにちは、白石穂香です。武蔵小杉の60㎡賃貸で、夫の健太郎(SE)と4歳の娘・結愛(ゆあ)と暮らす共働きワーママ。食品メーカーの営業を12年やっています。

去年の12月26日の夜、リビングのテーブルに年賀状の束を広げながら、私は健太郎にこう言いました。「これ、もう元旦に届かないやつだよね……」

郵便局で「元旦にお届けするには◯日までに」という掲示を見たのは12月の頭でした。でもそこからの3週間は、保育園の発表会、営業の期末追い込み、結愛の発熱、健太郎の出張。気づいたら期限の翌日になっていました。

年賀状が間に合わない理由って、たいてい「書く時間がなかった」ではないんですよね。私の場合は、「どの写真を使うか決められない」で2週間止まっていたのが本当の原因でした。デザインを選ぶのは30分、宛名の印刷は15分、ひとことは1枚30秒。作業そのものは2時間かからないんです。

この記事では、投函期限から逆算した共働き家庭の最短ルートをまとめます。写真選び、デザイン作成、宛名データの管理、喪中の確認、子どもの写真を載せるかの判断、出していない人から届いたときの対応、そして「減らす・やめる」ときの伝え方まで。去年の12月の私が、順番に読みたかった内容です。

💡 この記事を読み終えたあなたの状態
– 元旦到着の投函期限から逆算した、自分の家のスケジュールが引ける
– 写真選びで止まらないための「決め方のルール」が手に入る
– ネット注文とアプリ、自分の家にはどちらが向いているか判断できる
– 宛名データを「来年の自分」に引き継ぐ形が分かる
– 喪中の確認と、寒中見舞いという受け皿の使い方が分かる
– 子どもの写真を載せるかどうかを、自分の基準で決められる
– 減らす・やめるときの、角が立ちにくい伝え方が分かる

👤 こんな人に読んでほしい

  • [x] 毎年12月後半に「年賀状まだやってない」と焦っている共働きの人
  • [x] 写真選びやデザイン決めで、毎年止まってしまう人
  • [x] 宛名の住所データが、去年どこにあったか思い出せない人
  • [x] 年賀状を減らしたい・やめたいけれど、伝え方が分からない人

この記事のゴール

年賀状は「書く作業」ではなく「決める作業」で止まります。 だから最短ルートのコツは、手を速く動かすことではなく、決める順番を固定して、迷う余地を減らすことです。

そしてもうひとつ。元旦に届けるための投函期限は、年によって変わります。 例年12月25日前後が目安として案内されることが多いのですが、曜日の並びや配達体制によって前後します。「去年と同じだろう」で動くのがいちばん危ないんですよね。

⚠️ はじめに:この記事に出てくる時期・日数・料金・サービス内容は、すべて年によって変わります。投函期限、年賀はがきの販売・引受の開始時期、料金、ネット注文の締切や納期は、必ずその年の日本郵便(および利用する印刷サービス)の公式発表でご確認ください。


第1部 結論:投函期限から逆算すると、やることは5つだけ

1-1. 基準になるのは「元旦到着の投函期限」ひとつ

年賀状のスケジュールは、ゴールを1個決めるだけでシンプルになります。それが元旦に届けるための投函期限です。

日本郵便は毎年、「元日にお届けするには◯月◯日までに」という案内を出します。例年は12月25日前後が目安とされることが多い印象ですが、その年によって日付が動きます。だから11月末か12月初めに一度だけ公式サイトを見て、その年の日付をカレンダーに入れる。これが最初の一手です。

我が家は共有カレンダーに「年賀状投函・締切」を期限の2日前で入れました。当日に置くと、その日に何か起きたら終わりなので。

押さえる日付 だいたいの時期(年によって変わります)
年賀はがきの販売開始 例年11月ごろ
年賀状の引受(受付)開始 例年12月中旬ごろ
元旦到着の投函期限 例年12月25日前後(毎年必ず公式で確認)
喪中はがきを出す時期 例年11月中〜12月初旬が目安とされる
寒中見舞いを出す時期 松の内が明けてから立春ごろまでとされる

⚠️ 引受開始前にポストへ入れると、普通郵便として先に配達されてしまう可能性があります。「早めに投函しておこう」は年賀状に限っては裏目に出るので、受付開始日を確認してからにしてください。

1-2. 逆算すると、やることは5ステップに分解できる

投函期限が決まれば、あとは前に向かって並べるだけです。

ステップ やること 目安の所要時間
① 宛先を決める 誰に出すかのリストを確定する 30分
② 喪中を確認する 届いた喪中はがきをリストに反映 10分
③ 写真を決める 使う写真を1〜2枚に絞る ここが最難関
④ デザイン・注文(または印刷) テンプレに写真と文面を流し込む 30〜60分
⑤ 宛名印刷+ひとこと+投函 手書きのひとことを添えて出す 1〜2時間

作業の合計は長く見ても3時間ちょっと。それなのに1か月かかるのは、③で止まるからです。

1-3. ネット注文にするなら、締切はもっと手前

ここが落とし穴でした。ネット印刷を使う場合、あなたの締切は「投函期限」ではなく「注文の締切」になります。去年の私は「12月25日までに出せばいい」と思っていましたが、注文の実質的な締切はもっと前でした。

⚠️ ネット注文の納期・締切は、サービスごとに違い、同じサービスでも時期によって変わります。注文前に公式サイトで「今から注文していつ届くか」を必ず確認してください。宛名印刷まで依頼する場合は、住所データの提出締切がさらに手前のこともあります。

✅ 本章のまとめ
– 最初にやるのは、その年の投函期限を公式で確認してカレンダーに入れること
– 期限は年によって変わる。去年の記憶で動かない
– 作業自体は合計3時間程度。詰まるのは「写真を決める」ところ
– ネット注文なら、自分の締切は投函期限ではなく注文の締切


第2部 共働きの最短ルート——「1日15分×5日」に割る

2-1. まとまった時間は、たぶん来ない

去年の私は「土曜の午前中にまとめてやろう」と思っていました。でも12月の土曜は、発表会、クリスマス、大掃除、実家への荷物の発送で埋まります。「まとまった時間ができたらやる」は12月にはほぼ機能しないんですよね。そこで今年は、1日15分ずつ、5日に割る形にしました。

日 やること(15分)
1日目 去年の宛先リストを開いて、出す・出さないを○×でつける
2日目 写真フォルダから候補を5枚選ぶ(決めない。選ぶだけ)
3日目 5枚から1枚に決めて、デザインに流し込む
4日目 文面を書いて、注文(または印刷)する
5日目 届いたら宛名を確認、ひとことを書いて投函

ポイントは2日目と3日目を分けているところです。同じ日にやると、私の場合は永遠に終わりませんでした。一晩寝かせると、不思議と決まるんです。

2-2. 夫婦でどう分担するか

年賀状は、「誰の知り合いか」で持ち主がはっきり分かれるタスクです。分担しやすいはずなのに、我が家は長いこと私が全部やっていました。去年、こう分けました。

担当 中身
私 全体の日程管理/デザインと写真の決定/私側の宛先
健太郎 健太郎側の宛先リスト更新/宛名データの入力/投函
二人で 子どもの写真を載せるかどうかの方針決め

健太郎はSEなので住所録を整えるのは私よりずっと速いんですよね。逆に写真選びは「全部かわいいと思う」で戦力になりませんでした(笑)。得意な人がやる、で割り切るのがいちばん早いという結論です。

段取りを分担する考え方は、共働きの帰省・お盆をラクにする段取り にも書きました。年賀状も根は同じ「事前に決めておくと当日ラクになる」タスクです。

2-3. 「やらないこと」を先に決める

いちばん効いたのがこれでした。やらないことを、先に決める。 我が家が今年やらないと決めたのは3つです。

  • 全員に違うひとことを書く(近しい人だけにする)
  • 写真を年賀状用に撮り直す(ある写真から選ぶ)
  • デザインをゼロから作る(テンプレートに乗る)

3つ目が、以前の私がいちばん時間を溶かしていたところです。「オリジナルのほうが気持ちがこもる」と思っていたのですが、元旦に届くほうがずっとうれしいんですよね。

✅ 本章のまとめ
– まとまった時間は来ない前提で、1日15分×5日に割る
– 「候補を出す日」と「決める日」を分ける
– 分担は「誰の知り合いか」と「誰が得意か」で
– やらないことを先に決める


第3部 写真選びで止まらないための決め方

3-1. なぜ写真で止まるのか

私が2週間止まっていた理由は、「一年を代表する1枚を選ばなければ」と思っていたからでした。

スマホには結愛の写真が何千枚も入っています。そこから1枚を選ぶのは、実は「この1年をどう総括するか」という重たい作業なんですよね。疲れて帰った21時にそれは無理です。だから発想を変えました。代表を選ぶのではなく、条件で絞る。

3-2. 我が家が決めた「絞り込みの条件」

この順番で機械的に絞ります。

条件 理由
縦向き(または横向き)に統一 テンプレートの形に合わせると悩まない
顔がはっきり写っている 印刷すると画面より小さく見える
明るい場所で撮ったもの 暗い写真は印刷で潰れやすい
直近3か月以内 「いつの写真?」と言われにくい
背景がごちゃついていない 主役がぼやけない

この5つで、何千枚がだいたい10枚以下になります。そこから「なんとなく好き」で選べば十分でした。印刷は画面よりあらが見えるので、候補を拡大して顔の部分を確認し、SNSからダウンロードした写真ではなく手元の元データを使うようにしています。

3-3. 「決めきれない」ときの最終手段

それでも決まらないときのルールを2つ。

ルールA:2枚使えるデザインを選ぶ。 1枚に絞れないなら2枚入るレイアウトにする。決断が1回減ります。

ルールB:健太郎に3択で聞く。 「どれがいい?」ではなく「A・B・Cのどれ?」と聞く。全部から選ばせると「全部いいね」で終わりますが、3択なら答えが返ってきます。しかも3択を作る過程で、私の中ではもう2枚に絞れているんですよね。

⚠️ 写真の推奨サイズや対応形式はサービスによって異なります。また、自分以外の子どもや家族が写っている写真は、相手の了承を取るのが安心です。

✅ 本章のまとめ
– 止まる原因は「代表の1枚を選ぼう」とすること。条件で機械的に絞る
– 向き・顔・明るさ・時期・背景の5条件で、候補は10枚以下になる
– 決まらないときは「2枚入るデザイン」か「3択で聞く」
– 印刷は画面よりあらが出る。拡大して顔を確認する


第4部 デザイン作成——ネット注文とアプリ、どちらが向くか

4-1. 選択肢は大きく3つ

方法 向いている人 気になるところ
ネット注文 枚数が多い/宛名印刷も任せたい 注文の締切が手前/時期で納期が変わる
スマホアプリ スキマ時間に進めたい 操作に慣れが必要/自由度は製品による
自宅プリンター 枚数が少ない/直前まで粘りたい インク・用紙の手配/印刷の失敗

我が家は去年まで自宅印刷、今年からアプリで作って注文に切り替えました。自宅印刷は「プリンターの機嫌」という不確定要素があるからです。インクが切れていることに12月24日の夜に気づいたときは、さすがに笑えませんでした。

4-2. スマホ完結の良かったところ・注意点

スマホ完結にして良かったのは通勤電車の中で進められることでした。15分あれば、候補を眺めるのもテンプレートを見るのもできます。

一方で、小さい画面は文字の配置のズレに気づきにくいという弱点があります。プレビューは必ず拡大して確認(郵便番号枠との重なりなど)。我が家は、注文の直前に一度だけパソコンの大画面で確認するようにしました。健太郎の担当です。

4-3. 自宅印刷を選ぶなら、11月のうちに

自宅印刷は「直前まで粘れる」のが最大の利点です。こちらを選ぶなら、11月中にこの3つを。

  1. テスト印刷を1枚する(インク残量と目詰まりの確認はこれが確実)
  2. はがきを予備込みで用意する(宛名の失敗ぶんを見込む)
  3. はがき設定を一度通しておく(給紙トラブルは当日いちばん焦る)

11月にテスト印刷を1枚するだけで、12月の事故はかなり減ります。

4-4. 文面で毎年迷わないための型

文面でまた止まることもあります。我が家は構成を型にして毎年使い回すことにしました。

ブロック 中身の例
賀詞 あけましておめでとうございます(固定)
ひとこと目 「昨年は大変お世話になりました」
ふたこと目 近況を一文だけ(ここだけ毎年書き換える)
締め 「本年もどうぞよろしくお願いいたします」
日付 元旦の表記(固定)

変えるのは「ふたこと目」だけ。 そう決めてから、文面で悩む時間がほぼゼロになりました。

⚠️ 目上の方への賀詞の選び方(一文字・二文字の賀詞は避けるとされる、など)には一般的なマナーの目安があります。気になる場合は印刷サービスのマナー解説を参考にしてください。

✅ 本章のまとめ
– 方法は3つ。枚数と「締切に強いか」で選ぶ
– スマホ完結はスキマ時間に強い。大画面で最終確認すると安心
– 自宅印刷なら11月中にテスト印刷1枚
– 文面は型にして、書き換えるのは近況の一文だけ


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第5部 宛名データの管理——来年の自分を助ける仕組み

5-1. 毎年ここでゼロからやり直していた

白状すると、私は数年間毎年住所録を作り直していました。 去年のデータがパソコンの中か、年賀状ソフトの中か、紙か。探すだけで1時間、を繰り返していたんです。

これを解決したのは、健太郎のひとことでした。「置き場所を1か所に決めて、そこにしか置かないようにすれば?」

5-2. 我が家が決めた「1か所ルール」

いま我が家は、クラウドのスプレッドシート1枚に住所録を置いています。夫婦で共有し、スマホからもパソコンからも見られます。列はこれだけ。

氏名/郵便番号・住所(建物名・部屋番号まで)/関係(親族・会社・友人・保育園)/担当(私・健太郎・両方)/今年出す?(○×保留)/メモ。

大事なのは、最後の2列です。「今年出す?」は毎年上書きせず、年ごとに列を足していく。「去年は出したけど今年は?」が一目で分かります。「メモ」には、年賀状が届いた時点で気づいたことをその場で書く。住所が変わった、赤ちゃんが生まれた——こういう情報は1月に手元にあるのに、12月には全部忘れているんですよね。

5-3. 「1月にやる15分」が、12月を救う

この仕組みで一番効いたのは1月の作業でした。年賀状が届いたら、その週のうちに15分だけ取って、①住所を照らし合わせて更新、②出していない人から届いたら名前に印、③喪中はがきをもらった人を記録。

1月の15分が、12月の1時間を消します。 去年これをやっていなかったから、私は12月に住所録を探し回るはめになったわけです。

5-4. 個人情報の扱いで気をつけていること

住所録は他人の個人情報のかたまりです。共有は夫婦だけ、アカウントに2段階認証、紙は細かく裁断して処分——この3つを決めています。

⚠️ 住所録を印刷サービスの宛名印刷に使う場合は、個人情報の取り扱い方針(保管期間・削除方法など)を確認してから預けてください。

年末は書類まわりが重なる時期でもあります。同じ時期に来る手続きは 年末調整、共働きの子どもはどっちの扶養に書く? にまとめました。年賀状と年末調整を同じ週に置かないだけでも、12月はだいぶ呼吸ができます。

✅ 本章のまとめ
– 住所録は置き場所を1か所に決める
– 「今年出す?」は年ごとに列を足し、「メモ」はその場で書く
– 1月の15分が12月を救う
– 他人の個人情報。共有範囲・認証・紙の処分に気をつける


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第6部 喪中の確認と、寒中見舞いという受け皿

6-1. 喪中はがきが届いたら、リストに反映する

11月から12月の初めにかけて、喪中はがき(年賀欠礼のあいさつ)が届くことがあります。一般的には、喪中はがきをいただいた方へは年賀状を出さないのがマナーとされています。だから、届いたらすぐ住所録の「今年出す?」を×に変える。後で覚えておこうとすると、必ず忘れます。 我が家は玄関で郵便物を開けたその場で、スマホから×をつけます。1件10秒です。

6-2. 自分の家が喪中のとき

自分の側に不幸があった年は、喪中はがきを出す側になります。時期の目安は相手が年賀状の準備を始める前——例年11月中から12月初旬ごろまでに届くように、とされることが多いです。

範囲(どこまでの親族なら喪中とするか)や仕事関係への出し方は、家や地域で考え方がかなり違います。私が義母に相談したときも、返ってきたのは「うちはこうしてきた」という家のやり方でした。

⚠️ 喪中の範囲や時期の考え方は、地域・宗派・家によって異なります。この記事の記述は一般的に言われている目安であり、正解を示すものではありません。判断に迷う場合は、ご家族や親族に確認してください。

6-3. 間に合わなかったら「寒中見舞い」がある

12月26日の夜に「もう間に合わない」と気づいたとき、健太郎が言ったのが「寒中見舞いっていう手があるんじゃないの」でした。

寒中見舞いは、松の内が明けてから立春ごろまでに出す季節のあいさつ状です。次の場面で使えるとされています。

場面 使い方
年賀状が間に合わなかった 松の内明けにあいさつとして出す
出していない人から届いた 松の内を過ぎたら寒中見舞いで返す
こちらが喪中だった 年始のあいさつの代わりに出す
相手が喪中だった 年賀状は控え、寒中見舞いで

「間に合わなかった=今年は何も送れない」ではないんですよね。これを知っているだけで、12月後半の焦り方がまったく違います。

⚠️ 松の内の期間は地域によって異なります(関東と関西で違うとされることが多いです)。迷うときは相手の地域の一般的な考え方を目安に。

✅ 本章のまとめ
– 喪中はがきが届いたら、その場で住所録を×にする
– 自分が喪中の年は、相手の準備前(例年11月中〜12月初旬)に出す
– 範囲や時期は地域・家によって違う。迷ったら家族に確認
– 間に合わなくても寒中見舞いがある


第7部 子どもの写真を載せるか、載せないか

7-1. 正解はないので、我が家の基準を決めた

結愛の写真を載せるのか、載せないのか。これ、ずっと迷っていました。調べても「子どもがいない人には配慮を」「自慢に見える」「成長が見られてうれしい」と意見がきれいに割れます。どれにも一理あって、結論は出ません。 だから正解を探すのをやめ、送る相手をグループに分けて、グループごとに決めることにしました。

相手 写真 理由(我が家の考え)
両家の親・親族 載せる むしろ期待されている
学生時代からの友人 載せる お互いの家族を知っている
会社の上司・取引先 載せない 仕事に家庭の情報を足さない
保育園の保護者仲間 載せる 子ども同士の関係が土台
事情を知っている友人 載せない 相手の状況に配慮する

デザインを2種類作ることになりますが、テンプレートを使えば大した手間ではありません。写真の有無の違いだけなので、15分もかかりませんでした。

7-2. 最後の行について

私には、不妊治療をしていた時期のある友人がいます。そのことを話せる関係なので、彼女宛てには写真を入れていません。「配慮してあげている」というより、私自身が彼女に気を遣わせたくないという気持ちのほうが近いです。

ただ、これが常に正しいとは思っていません。 「普通に送ってくれていいよ」と言う人もいます。結局は「その人をどれだけ知っているか」でしかなくて、知らない相手には無難なほうを選ぶ。それが我が家の落としどころです。

7-3. 載せるときに気をつけていること

  • 住んでいる場所が特定できる写真は使わない(家の外観、保育園の名前など)
  • 子どもの名前は、載せる範囲を考える(親族と近しい友人まで、など)
  • 他の家の子どもが写っている写真は、その親に確認する

3つ目は、保育園のイベントの写真でうっかりやりそうになりました。自分の子だけが写っているものを選ぶのが簡単です。

✅ 本章のまとめ
– 唯一の正解はない。相手のグループごとに決める
– 写真あり・なしの2種類を作っても、テンプレなら15分程度
– 迷う相手には無難なほうを選ぶ
– 場所の特定・名前の範囲・他人の子の写り込みに注意


第8部 届いたときの対応と、減らす・やめるときの伝え方

8-1. 出していない人から届いたとき

予想していなかった人から年賀状が届く。これ、毎年ありますよね。一般的には、松の内(例年1月7日ごろまでとされることが多い)に届くように返せば年賀状、過ぎたら寒中見舞い、と整理されています。そのために、予備のはがきを5枚だけ残しておくようにしました。5枚あれば、たいていの年は足ります。

届いた日 我が家の対応
元旦〜1月5日ごろ 予備のはがきで、その週のうちに返す
松の内を過ぎてから 寒中見舞いで返す
どうしても返せなかった 次に会ったときに口頭でお礼を言う

最後の行は以前の私なら書かなかったと思います。でも何か月も気に病むより、次に会ったときに「年賀状ありがとう」と言うほうが健全だと今は思っています。

8-2. 枚数を減らしたいとき

年賀状の枚数は放っておくと増える一方、共働きで子どもがいると12月に使える時間は減っていく。この2つは、どこかでぶつかります。 減らすときに我が家がやっているのは、急に止めないことです。いきなり途切れると「何かあったのかな」と相手に思わせてしまいます。

段階 やること
1年目 手書きのひとことを添えて、通常どおり出す
2年目 「今後はメールやSNSでも近況を」と一文添える
3年目 年賀状は控え、別の形であいさつする

2年目の一文が橋渡しになります。突然やめるのではなく、次の連絡手段を先に示しておく。それだけで受け取る側の感じ方は違うはずです。

8-3. 「年賀状じまい」を伝えるとき

年賀状そのものをやめる場合は、最後の1枚でその旨を伝える形が一般的になってきました。いわゆる「年賀状じまい」です。伝え方で気をつけたいのは、相手を否定する書き方にしないことだと思っています。

避けたい書き方 伝わりやすい書き方
「年賀状は無駄だと思うので」 「勝手ながら、本年をもちまして……」
「時代に合わないので」 「これまでのご厚情に感謝しつつ」
何も言わずに途切れる 「今後はメール等でご挨拶させてください」

大事なのは、関係を終わらせるのではなく、手段を変えるだけだと伝えることです。義父が数年前に出した年賀状じまいのはがきに「これからも変わらずお付き合いください」と書かれていたのが印象に残っています。やめるのは年賀状で、付き合いではない。 その一文があるかないかは大きいと思いました。

8-4. 季節のあいさつ全体の中で考える

年賀状だけを単体で見ると「やる・やらない」の二択になりがちですが、実際にはお歳暮・敬老の日・お祝い事など、季節のあいさつ全体の中の1つですよね。我が家は「誰に、年に何回、どんな形であいさつするか」を一覧にして、そのバランスで年賀状の位置づけを決めています。贈り物の選び方は 敬老の日、共働きが選ぶ孫からのギフト にまとめました。

✅ 本章のまとめ
– 予備を5枚残す。松の内までなら年賀状、過ぎたら寒中見舞い
– 減らすときは急に止めず、次の連絡手段を先に示す
– やめるのは年賀状で、付き合いではないと伝える
– 季節のあいさつ全体の中で位置づけを決める


よくある質問

Q1. 結局、いつまでに出せば元旦に届きますか?

その年の日本郵便の公式発表を確認してください。 例年12月25日前後が目安とされることが多いのですが、年によって変わります。11月末か12月初めに公式サイトを見て、日付をカレンダーに入れるのが確実です。ネット注文なら締切はそれより手前です。

Q2. 12月25日を過ぎてしまいました。もう出さないほうがいいですか?

出しても問題ありません。元旦に届かなくても、松の内(例年1月7日ごろまでとされることが多い)に届けば年賀状として受け取られるのが一般的な考え方です。それも過ぎたら寒中見舞いがあります。

Q3. 喪中はがきをもらったのに、うっかり年賀状を出してしまいました

松の内が明けてから寒中見舞いを出し、お詫びと近況を伝えるという対応が一般的に紹介されています。次の年から忘れないために、届いた瞬間に住所録へ反映する仕組みにしておくのがおすすめです。

Q4. ネット注文と自宅印刷、どちらが安いですか?

枚数によって逆転します。 枚数が少なければ自宅印刷が安いことが多い一方、インク代・用紙代・失敗ぶんを入れると、ある枚数を超えたところでネット注文が有利になることがあります。料金は年・サービス・オプションによって変わるので、その年の価格を見比べてください。金額だけでなく「12月の自分の時間をいくらと見るか」も一緒に考えると納得しやすいと思います。

Q5. 年賀状をやめたら、失礼になりませんか?

やめ方次第だと思います。何も言わずに途切れるのと、理由を添えて次の連絡手段を示すのとでは、受け取る側の印象がかなり違うはずです。ただしこれは私個人の考え方です。


まとめ——「決める順番」を固定すれば、年賀状は3時間で終わる

ポイントをまとめます。

  1. その年の投函期限を公式で確認する。例年12月25日前後が目安だが、年によって変わる
  2. ネット注文なら、締切は投函期限ではなく注文の締切
  3. 作業は合計3時間程度。1日15分×5日に割れば12月でも回る
  4. 写真は「代表を選ぶ」のをやめ、5条件で機械的に絞る
  5. 文面は型にして、書き換えるのは近況の一文だけ
  6. 住所録は置き場所を1か所に。1月の15分が12月を救う
  7. 喪中はがきは、届いたその場で住所録に反映する
  8. 間に合わなくても寒中見舞いがある
  9. 子どもの写真は、相手のグループごとに決める
  10. 減らす・やめるときは、次の連絡手段を先に示す

去年の12月26日、年賀状の束を前に私はけっこう落ち込んでいました。問題は「いつまでに出すか」を一度も確認しないまま12月に入ったことだったんですよね。

年賀状はたぶん「気持ちを伝える」ためのものです。だとしたら、デザインに何時間もかけて元旦を過ぎるより、テンプレートでも元旦に届くほうが、伝わる気持ちは大きいんじゃないかと思います。少なくとも去年の私は逆をやっていました。

それに、出さないという選択もちゃんとあります。

年賀状の準備チェックリスト

  • [ ] その年の「元旦到着の投函期限」を公式で確認して、カレンダーに入れたか
  • [ ] ネット注文を使うなら、注文の締切と納期を確認したか
  • [ ] 住所録の置き場所が1か所に決まっているか
  • [ ] 届いた喪中はがきを、住所録に反映したか
  • [ ] 写真を「絞る日」と「決める日」に分けたか
  • [ ] 子どもの写真を載せる相手・載せない相手を分けたか
  • [ ] 文面の「近況の一文」を今年ぶんに書き換えたか
  • [ ] 自宅印刷なら、11月中にテスト印刷を1枚したか
  • [ ] 予備を5枚残し、1月に15分の住所録更新の予定を入れたか

全部できなくても大丈夫です。いちばん上の1つ——その年の投函期限を確認すること——だけでも、12月の焦り方が変わります。

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本記事は2026年時点の情報です。投函期限、年賀はがきの販売・引受の開始時期、料金、配達の取り扱いは年によって変更されます。最新かつ正確な情報は必ず日本郵便の公式サイトおよび郵便局の窓口でご確認ください。印刷サービス・アプリの料金、納期、注文締切、対応形式、個人情報の取り扱いは各社で異なり、同じサービスでも時期によって変わります。ご利用前に必ず各社の公式サイトでご確認ください。喪中の範囲・時期、松の内の期間、賀詞の使い分けなどのマナーは、地域・宗派・ご家庭によって考え方が異なります。本文中の記述は一般的に言われている目安であり、唯一の正解を示すものではありません。体験談はあくまで私個人の感想・実例です。

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