小1の壁とは?共働きが入学前に準備しておくこと

子育て・教育

小1の壁とは、小学校入学で共働きの両立が急に難しくなる状態のこと。学童の預かり時間や長期休み、PTA、宿題、登下校、時短勤務の期限まで、保育園との違いを整理。入学2年前・1年前・半年前にやることを、娘の入学を2年後に控えた私の準備と一緒にまとめました。

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先に答えだけ(3行)

  • 小1の壁とは:入学で預かり時間・長期休み・平日の行事・宿題・登下校・働き方の制度がほぼ同時に変わり、共働きの両立が急に難しくなること(第1部)。
  • 最初に動くのは学童:見学・申込の時期は自治体ごとに違います。年長になったら自治体の公式情報で締切を確認し、見学は早めに(第2部)。
  • 働き方は1年以上前に:時短の期限を就業規則で確認。2025年10月からは、小学校入学前までの子について会社が柔軟な働き方の措置を用意することが義務になっています(第3部)。

出典:厚生労働省「育児・介護休業法のあらまし」。学童の仕組みや時期はお住まいの自治体でご確認ください。

こんにちは、白石穂香です。武蔵小杉の2LDK賃貸で、夫の健太郎(SE)と4歳の娘・結愛(ゆあ)と暮らしている共働きワーママです。食品メーカーの営業を12年やっていて、今は1日6時間の時短勤務で、16時に退社しています。

結愛は保育園の年中クラス。小学校に上がるのは、再来年の春です。まだ2年ある——そう思っていたのですが、先日、保育園の送りで一緒になった先輩ママ(上の子が小2)に言われた一言で、ちょっと背筋が伸びました。

「小1の壁って、4月に来るんじゃないの。準備してない家に来るの」

調べてみると、「小1の壁」は、ある日突然やってくる事件ではありませんでした。保育園から小学校へ移るときに、預かり時間・長期休み・学校行事・宿題・登下校など、生活の前提がまとめて変わる。その変化に、家の体制が追いつかないときに”壁”になる、ということのようです。

この記事では、小1の壁とは何か、そして共働き家庭が入学前に準備しておくことを、結愛の入学を2年後に控えた私が、今から備えている内容そのままにまとめました。

💡 この記事を読み終えたあなたの状態
– 「小1の壁」とは何か、保育園と小学校で何が変わるのかが分かる
– 公設学童・民間学童・放課後子ども教室の違いと、調べ方が分かる
– 時短勤務の期限と、2025年の法改正で変わった働き方の制度の考え方が分かる
– 夫婦の分担、外部の手、子どもの自立の練習をどう準備するか分かる
– 入学2年前・1年前・半年前に、何をすればいいかが分かる

👤 こんな人に読んでほしい

  • [x] 子どもが保育園の年中・年長で、小学校入学が気になり始めた人
  • [x] 「小1の壁」という言葉は聞くけれど、具体的に何が大変なのか知りたい人
  • [x] 時短勤務の期限が「小学校入学まで」で、働き方をどうするか迷っている人
  • [x] 学童の申し込みや、入学前の準備をいつから始めればいいか知りたい人

この記事のゴール

先に結論を言っておきます。

小1の壁とは、子どもの小学校入学をきっかけに、共働き家庭の仕事と育児の両立が急に難しくなる状態のことです。原因は1つではありません。「放課後の預け先」「長期休み」「平日の学校行事」「宿題や持ち物」「登下校」、そして「親の働き方の制度の区切り」が、ほぼ同時にやってくることにあります。

だから対策も、1つでは足りません。この記事のゴールは、変わることを全部並べて、入学までの「いつ・何を」を逆算できるようになることです。

⚠️ はじめに(大事な注意):本記事は、小学校入学前後の一般的な変化と、制度の一般的な内容、私個人の準備の記録を紹介するものです。学童や放課後の事業の仕組み・開所時間・申し込み時期は自治体によって大きく異なります。また、時短勤務などの制度は、お勤め先の就業規則によって異なります。最新かつ正確な情報は、お住まいの自治体、厚生労働省の公式サイト、お勤め先の人事担当部署で必ずご確認ください。


第1部 小1の壁とは?保育園と小学校で何が変わるか

1-1. 「子どもが大きくなったのに、預かりは短くなる」

保育園は、共働き家庭が働くことを前提にした場所です。朝から夕方まで、長期休みもほとんどなく、給食もお昼寝もある。

一方、小学校は「教育」の場所で、親が働いているかどうかは前提になっていません。授業が終われば下校しますし、夏休みもあります。放課後や長期休みは、家庭が自分で居場所を用意する時間になるんですよね。

子どもは大きくなったのに、預かってもらえる時間は短くなる。この逆転が、小1の壁の中心にあります。

1-2. 保育園と小学校・学童の主な違い

変わることを、一覧にしてみました。

項目 保育園 小学校+学童
預かり時間 朝7時台〜夕方18時台以降まで、延長保育ありも多い 学童は18時前後で閉所するところも多く、延長の有無は自治体・施設による
長期休み ほぼなし(年末年始・お盆に数日程度) 夏休み・冬休み・春休みがある。学童は開所するが、弁当持参のことが多い
平日の行事 行事は土曜開催が多い園も 保護者会・個人面談・授業参観などが平日にあることが多い
PTA 保護者会程度の園が多い PTA活動や役員決めがある学校も(任意加入を明確にするなど見直す学校も)
宿題・持ち物 持ち物は園でほぼ完結 宿題の丸つけ・音読カード・時間割に合わせた持ち物の準備が毎日発生
登下校 親が送り迎え 子どもが自分で歩いて登下校。入学直後は下校が早い日もある
連絡 連絡帳や園のアプリ プリント・学校のアプリなど。提出物の期限管理が必要

⚠️ 上の表は一般的な傾向です。開所時間や学校行事の曜日は、自治体・学校・施設によって本当にさまざまです。

1-3. 壁の正体は「全部が同時に来ること」

1つひとつは、乗り越えられない話ではありません。でも、4月にこれが一斉に始まるのが大変なところです。

さらに、入学直後は、子ども自身も新しい環境で緊張しています。朝の支度に時間がかかる、学校から帰ってきて疲れて泣く、急に「学童に行きたくない」と言い出す……。親の生活が変わるのと、子どもの気持ちが揺れるのが、同じタイミングなんですよね。

そしてもう1つ。多くの会社で、時短勤務などの制度の区切りが「小学校入学」になっていること。これは第3部で詳しく書きます。


第2部 放課後の居場所:公設学童・民間学童・放課後子ども教室

2-1. 3つの選択肢を比べる

小学生の放課後の居場所は、大きく次の3つです。

種類 概要 費用の傾向 時間の傾向 気をつけたいこと
公設学童(放課後児童クラブ) 自治体などが運営。保護者の就労などで放課後に家にいない子どもが対象 比較的安い 18時前後までが多い。延長の有無は地域による 定員があり、地域によっては入れないことも
民間学童 民間企業などが運営。送迎・夕食・習い事付きなど、サービスが多様 高め。基本料金+オプションのことが多い 19時以降まで対応するところも 費用が積み上がりやすい。見学・見積もり必須
放課後子ども教室 学校の空き教室などで、地域の方の協力を得て行う学習・体験の場。就労に関係なく参加できる 無料〜少額が多い 実施日・時間が限られることが多い 毎日開いているとは限らず、「預け先」として足りないことも

自治体によっては、学童と放課後子ども教室を一体的に運営しているところもあります。名前も仕組みも地域ごとに違うので、「うちの市区町村では、放課後の事業がどういう形になっているか」を最初に調べるのがおすすめです。

2-2. 学童の申し込み時期は、自治体によって違う

私が一番驚いたのが、学童の申し込み時期は、自治体によって違うということでした。

入学する年度の前年の秋〜冬ごろに受け付ける自治体が多いようですが、時期も、必要な書類(勤務証明など)も地域によって異なります。気づいたら締め切りが過ぎていた、というのが一番避けたいパターンです。

我が家は、「年長の夏までに見学、年長の秋までに申し込み」を目安にして、正確な締め切りは自治体の公式情報で年長になったら必ず確認することにしています。

2-3. 見学で聞きたいことリスト

先輩ママに教わった、学童の見学で確認したいことです。

  • 平日の閉所時間と、延長の有無
  • 夏休みなど長期休みの開所時間、昼食は弁当持参か
  • お盆や年末年始の閉所日
  • 入学前の春休み(4月1日から入学式まで)に利用できるか
  • 宿題の時間があるか、おやつの有無
  • 子どもだけで帰すのか、お迎えが必要か
  • 定員と、昨年度に入れなかった子がいたか

特に長期休みは、1年目の夏にいきなり山場が来ます。

🎒 夏休みの預け先の組み合わせ方は、共働きの夏休み、小学生の預け先は? で、学童・習い事・祖父母・留守番まで詳しくまとめています。


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小学校の放課後、学童保育に向かう子どものイメージ

※イメージ

放課後の居場所は、家庭が自分で用意するもの。閉所時間と長期休みの開所時間は見学で必ず確認します

第3部 働き方の見直し:時短の期限と2025年の法改正

3-1. 時短勤務の期限は「会社によって違う」

小1の壁が”壁”になりやすい理由の1つが、親の働き方の制度が、ちょうど入学のあたりで区切れることです。

法律で会社に義務づけられている時短勤務(短時間勤務制度)は、原則として3歳未満の子どもを育てる人が対象です。ただ、実際にいつまで使えるかは、会社がそれより長く設けているかどうかで変わります。3歳まで、小学校入学まで、小学校3年生まで……と、本当に会社によってさまざまです。

私の会社は、子どもが小学校に入学するまで時短勤務を使える制度です。つまり、結愛の入学のタイミングで、私の時短は期限を迎えます。

⏰ 時短勤務の法律上のルールと、会社ごとの違いの確認方法は、時短勤務はいつまで取れる? で整理しています。

3-2. 2025年の改正で、小学校入学前までの働き方の措置が義務に

2025年の育児・介護休業法の改正で、3歳から小学校入学前までの子どもを育てる労働者について、会社が「柔軟な働き方を実現するための措置」を講じることが義務になりました(2025年10月施行)。厚生労働省の公表内容によると、会社は次のような選択肢から2つ以上を選んで用意し、労働者はその中から1つを選んで使える、という仕組みです。

会社が選んで用意する措置の例
始業時刻などの変更(時差出勤・フレックスタイムなど)
テレワークなど
保育施設の設置運営など
就業しつつ子を養育することを容易にするための休暇の付与
短時間勤務制度

このほか、残業の免除(所定外労働の制限)の対象が小学校入学前の子まで広がったり、子の看護等休暇の対象が小学校3年生修了までに広がり、入学式などの行事や学級閉鎖でも取れるようになったりしています。

⚠️ どの措置を用意するかは会社が選びます。対象になる人の条件や細かなルールは、厚生労働省の公式情報とお勤め先の就業規則で確認してください。

3-3. 気をつけたいのは「入学で区切れる制度」

ここで大事なのは、この改正で強化された措置の多くは「小学校入学前まで」が対象だということです。

つまり、会社が独自に延長していない限り、子どもが小学生になった時点で、使えていた制度が使えなくなる可能性があります。一方、子の看護等休暇のように、小学校低学年まで使えるものもあります。

「入学後も使える制度」と「入学で終わる制度」を、入学の1年以上前に仕分けしておく。これが、働き方の準備の第一歩だと思います。

3-4. 我が家の考え方:「時短かフルタイムか」の二択にしない

私はまだ、入学後の働き方を決めていません。今決めているのは、年長の春までに人事に確認して、選択肢を並べることです。

  • 入学後、時短勤務を延長できる仕組みはあるか
  • 時差出勤やフレックスで、学童の閉所時間に間に合う形はつくれるか
  • テレワークの日を増やせるか
  • 残業をしない働き方を続けられるか
  • 手続きは、入学の何か月前までに必要か

働き方を変えるとキャリアが気になる人も多いと思います。私もその一人でした。

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第4部 夫婦の分担を「小1仕様」に組み直す

4-1. 増えるのは「見えない学校タスク」

小学生になると、家事とは別に学校まわりのタスクが増えます。先輩ママから聞いたものを、書き出してみました。

学校まわりのタスク 頻度
宿題の丸つけ・音読を聞いてサイン 毎日
時間割を見て持ち物をそろえる 毎日
プリントの確認・提出物の記入 週に数回
学童の連絡帳・お弁当の準備(長期休み) 期間中は毎日
保護者会・個人面談・授業参観の日程調整 学期ごと
学用品の補充・名前つけ 月に数回

保育園時代にはなかった仕事が、ほぼ毎日発生します。これを「気づいたほうがやる」にすると、アンテナの高いほうに全部寄る。家事分担でそれを経験した我が家は、学校タスクも最初から担当を決めておくつもりです。

4-2. 我が家で話し合っていること

健太郎は在宅勤務が多い働き方なので、我が家では今、こんな方向で話し合っています。

  • 平日の宿題・音読のサインは、その日早く家にいるほうが担当(在宅の日は健太郎)
  • プリントと提出物は、学校のアプリの通知を二人で受け取るようにして、「見てなかった」をなくす
  • 平日の学校行事は、年度はじめにカレンダーを共有して、どちらが休むかを先に決める
  • 子どもの発熱などの呼び出しは、「気づいたほう」ではなく「その日の仕事に余裕があるほう」(今のルールをそのまま継続)

🏠 分担を決め直すときのコツは、共働きの家事分担の決め方 で、ケンカにならない仕組み化の手順としてまとめています。


第5部 外の手を借りる:祖父母・ファミサポ・シッター・病児保育

5-1. 夫婦2人だけで回そうとしない

学童と夫婦だけで、1年間の全部の日を埋めるのは、正直むずかしいと思います。学童が閉まる日、子どもが体調を崩した日、どうしても2人とも抜けられない会議の日。「外の手」を複数用意しておくのが、先輩たちの共通点でした。

外の手 向いている場面 準備しておくこと
祖父母 長期休みの数日、急な用事 距離と体力を考えて、頼む日数を早めに相談
ファミリー・サポート・センター 学童からのお迎え、習い事の送迎など 事前の会員登録や説明会、依頼する方との顔合わせが必要なことが多い
ベビーシッター・キッズシッター 学童のあとの時間、平日の夜 事業者選び・事前面談。自治体の補助がある地域も
病児保育・病後児保育 子どもが体調を崩したとき 事前登録が必要なことが多い。小学生の受け入れ年齢も確認

⚠️ ファミリー・サポート・センターやシッター補助の有無・内容は、自治体によって異なります。

5-2. 我が家の場合

私の実家は新幹線と在来線を乗り継ぐ距離、健太郎の実家は車か飛行機の距離です。長期休みに数日お願いすることはできても、平日に毎日頼れる距離ではありません。だから我が家は、「祖父母は長期休みのスポット」と割り切って、平日はファミサポと病児保育を使える状態にしておく方向で準備しています。

ポイントは、使うかどうか分からなくても、登録だけは先にしておくこと。困った当日に登録から始めても、間に合わないんですよね。

🤒 病児保育の登録や使い方の流れは、病児保育の使い方 で、事前登録から当日の利用までまとめています。


第6部 子どもの自立の練習は、今日から少しずつ

6-1. 「親が準備する」から「一緒に準備する」へ

小1の壁の対策というと、親側の準備に目が行きがちです。でも先輩ママたちが口をそろえていたのが、「子どもが自分でできることが増えると、壁はぐっと低くなる」ということでした。

いきなり全部は無理なので、我が家では4歳の今から、遊びの延長で少しずつ練習しています。

練習すること 4歳の今やっていること 年長で目指したいこと
朝の支度 服を自分で選んで着る 時計を見て、決まった時間までに支度する
持ち物の準備 保育園バッグにタオルを自分で入れる 前の晩に、翌日の持ち物を一緒にそろえる
時計を読む 「長い針が6になったらお風呂」 「何時何分」を読む
自分の名前 ひらがなで名前を読む 名前を書く、持ち物の名前を確認する
困ったときに伝える 「トイレに行きたい」を先生に言う 「分からない」「助けて」を大人に言える

6-2. 登下校と「ひとりの時間」の練習

小学校に上がると、子どもが自分で歩いて登下校します。年長になったら、休日に通学路を一緒に歩いて、危ない交差点や、困ったときに駆け込める場所を確認しておくつもりです。

また、低学年のうちから長時間の留守番をさせるのは、先輩ママたちも慎重でした。ただ、「親が帰るまでの短い時間」など、段階的に練習していく家庭は多いようです。どこまでできるかは、子どもの性格や住んでいる環境によって違うので、急がず、様子を見ながら進めたいと思っています。

6-3. 大事なのは「できた」を増やすこと

練習というと厳しく聞こえますが、我が家で意識しているのは、できなかったことを叱るより、できたことを一緒に喜ぶことです。結愛は、自分で靴をそろえられた日に、ものすごく得意げな顔をします。その顔が見たくて、私も続けられています。


入学前から、自分で持ち物を準備する練習をする子どものイメージ

※イメージ

持ち物の準備は、入学してから急に始めるより、年中・年長のうちに「自分でやる」練習を少しずつ

第7部 入学2年前・1年前・半年前にやることタイムライン

7-1. タイムライン一覧

ここまでの内容を、入学までのタイムラインにまとめました。我が家は今、ちょうど「2年前」の段階です。

時期 子どもの学年 やること
入学2年前 年中 会社の就業規則で、時短などの制度の期限を確認/自治体の放課後の事業の仕組みを調べる/夫婦で「入学後の働き方」を話し始める/子どもの自立の練習をスタート
入学1年前 年長の春〜夏 人事に入学後の働き方の選択肢を確認/学童・民間学童・放課後子ども教室の情報収集と見学/ファミサポ・病児保育の登録/小学校の説明会や地域の情報を集める
入学半年前 年長の秋〜冬 学童の申し込み(締め切りを自治体の公式情報で確認)/夫婦の分担を「小1仕様」に見直す/会社への働き方の申請(期限を確認。我が家は入学の3か月前までが目安)/通学路を一緒に歩く
入学直前 年長の1〜3月 学用品の準備・名前つけ/4月の行事予定と、学童の春休み利用を確認/入学直後の数日、休みや在宅を取れるよう調整
入学後 小1の4月〜 最初の1か月は予定を詰め込まない/学童の様子を子どもに聞く/夏休みの預け先を春から準備

7-2. 「半年前」から始めると間に合わないこと

タイムラインを作ってみて気づいたのは、半年前から動き出すと、間に合わないものがあるということです。

  • 働き方の制度の確認:人事への相談や、部署内の調整に時間がかかる
  • 民間学童の見学:人気のところは早めに定員が埋まることもある
  • ファミサポの登録:説明会や顔合わせの日程が限られていることがある
  • 子どもの自立:時計や支度は、数か月では身につきにくい

逆に、2年前にやることは、どれも「調べる」「話す」「練習する」だけで、お金もほとんどかかりません。今の時期に始めておくと、あとがずっとラクになると感じています。


第8部 よくある質問

Q1. 小1の壁は、いつまで続く?

家庭によりますが、入学直後の4月〜最初の夏休みが山場になりやすいようです。そのあと、学童の対象学年から外れやすくなる「小4の壁」と呼ばれる時期もあります。1年生で終わりではなく、学年ごとに形が変わると考えておくと、慌てずに済みます。

Q2. 学童に入れなかったら、どうすればいい?

民間学童、放課後子ども教室、ファミサポ、シッター、在宅勤務や時差出勤などを組み合わせる形になります。自治体によっては待機の登録ができることもあるので、あきらめずに自治体に相談してみてください。

Q3. 小1の壁を前に、仕事は辞めるべき?

辞めるかどうかは、家庭ごとの判断だと思います。ただ、辞める前に「働き方を変える」選択肢を全部確認することをおすすめします。時差出勤、テレワーク、部署の変更など、会社によっては使える制度があるかもしれません。

Q4. PTAは、共働きだと参加できない?

学校やPTAによって活動の内容はさまざまで、近年は負担を減らす見直しをしているところもあるようです。入学前の説明会や、先輩の保護者から、その学校のPTAの実際の活動を聞いておくと安心です。

Q5. 父親が時短勤務や看護休暇を使ってもいい?

使えます。時短勤務も子の看護等休暇も、母親だけでなく父親も対象です。夫婦でどちらが何を使うかを分けて考えると、選択肢が広がります。


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まとめ——小1の壁は「準備していない家」に来る

小1の壁とは何か、入学前に準備しておくことをまとめます。

  1. 小1の壁とは、入学で両立が急に難しくなる状態:預かり時間・長期休み・行事・宿題・登下校が同時に変わる
  2. 放課後の居場所は3種類:公設学童・民間学童・放課後子ども教室。仕組みと申し込み時期は自治体で違う
  3. 働き方の制度は入学で区切れやすい:時短の期限は会社によって異なる。2025年の改正で強化された措置も、多くは小学校入学前までが対象
  4. 夫婦の分担は「学校タスク」まで決める:気づいたほうがやる、にしない
  5. 外の手は、使う前に登録しておく:祖父母・ファミサポ・シッター・病児保育
  6. 子どもの自立は、今日から少しずつ:「できた」を一緒に増やす
  7. 2年前・1年前・半年前で逆算する:早く始めることほど、お金はかからない

先輩ママの「準備してない家に来るの」という言葉は、最初は少し怖かったです。でも裏を返せば、準備すれば、壁は低くできるということなんですよね。結愛の入学まで、あと2年。私も今日から、1つずつ進めていきます。

入学前の準備チェックリスト

  • [ ] 会社の就業規則で、時短勤務などの制度が「いつまで」使えるか確認したか
  • [ ] 入学後も使える制度と、入学で終わる制度を仕分けしたか
  • [ ] 自治体の学童・放課後子ども教室の仕組みを調べたか
  • [ ] 学童の申し込み時期と必要書類を、自治体の公式情報で確認したか
  • [ ] 学童の閉所時間・長期休みの開所時間・昼食の扱いを確認したか
  • [ ] 夫婦で「学校まわりのタスク」の担当を話し合ったか
  • [ ] ファミサポ・病児保育などの登録を済ませたか
  • [ ] 子どもと一緒に、支度・時計・持ち物の練習を始めたか
  • [ ] 入学前に、通学路を一緒に歩く予定を立てたか

全部できなくても大丈夫。上から1つずつで十分です。

📄 関連記事

💬 「うちの地域の学童はどう調べればいい?」「働き方をどう相談すればいい?」など、個別の質問はXのDMで受け付けています。同じ「小1の壁をこれから迎える仲間」として、情報交換させてください。あなたの家の入学準備が、少しでも穏やかに進みますように。


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本記事は2026年時点の情報です。放課後児童クラブ(学童)・放課後子ども教室・ファミリー・サポート・センター・病児保育などの仕組み、開所時間、費用、申し込み時期は、自治体・事業者によって大きく異なり、変更されることもあります。また、育児・介護休業法にもとづく短時間勤務制度、柔軟な働き方を実現するための措置、所定外労働の制限、子の看護等休暇などの内容や対象者の条件は、法改正によって変わることがあり、実際に利用できる制度はお勤め先の就業規則・労使協定によって異なります。最新かつ正確な情報は、必ずお住まいの自治体・厚生労働省の公式情報や、お勤め先の就業規則・人事担当部署でご確認ください。本文中の体験談は、あくまで私個人の感想・実例です。

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