七五三はいつ?費用はいくら?共働きが無理なく準備する段取り

子育て・教育

七五三はいつやる?数え年と満年齢の違い、11月15日にこだわらない日程、前撮りの予約時期、衣装のレンタル・購入・手持ち、初穂料を含む費用の目安、両家の祖父母との調整、共働きの休みの取り方まで、3歳の七五三で失敗した私が段取りを整理しました。

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先に結論:七五三の写真は「どこで・いつ撮るか」から決める

子どもの体力を考えると、撮影と参拝を別の日に分けるか、参拝の日は撮影を短くするのがラクです(第3部・第7部)。写真の頼み先は「スタジオの前撮り」と「出張撮影」の2つで考えると決めやすくなります。

出張撮影が向いている家

  • 参拝の日に、神社でのふだんの表情を残したい
  • スタジオへの移動を減らして、当日の予定を3つまでに収めたい
  • 祖父母も一緒の家族写真を外で撮りたい

向いていない家

  • 衣装の着替えを何着もして、スタジオらしい写真をたくさん撮りたい
  • 参拝先の神社が撮影に許可が要るのに、確認や申請の時間が取れない

こんにちは、白石穂香です。武蔵小杉の2LDK賃貸で、夫の健太郎(SE)と4歳の娘・結愛(ゆあ)と暮らしている共働きワーママです。食品メーカーの営業を12年やっていて、今は1日6時間の時短勤務で16時に退社しています。

去年の秋、年少だった結愛の「3歳の七五三」をしました。……正直に言うと、あれは段取りの失敗の見本市でした。

「七五三は11月15日の前後だよね」と、何も考えずに11月中旬の日曜日を選んだら、神社は大混雑。着物の結愛を抱っこしながら、ご祈祷の受付だけで1時間以上並びました。そのあと予約していた写真スタジオへ移動したら、ちょうどお昼寝の時間とぶつかって、結愛は大泣き。慣れない草履で足も痛かったようで、最後は着物を脱いで私服でごはんを食べました。帰りの電車で、私と健太郎は二人とも無言。写真に残った結愛の顔は、半分くらいが泣き顔です。

それでも、いま写真を見返すと、あの小さな被布姿はかわいくて、やってよかったと思っています。ただ、「もう少し早く、ちゃんと調べてから準備すればよかった」という気持ちも同じくらいあるんですよね。

この記事は、そんな私が次の「7歳の七五三」に向けて調べ直したことと、3歳のときの反省をまとめたものです。七五三はいつやるのか、費用はいくらかかるのか、共働きでも無理なく準備するには何をいつやればいいのかを、順番に整理しました。

💡 この記事を読み終えたあなたの状態
– 七五三の年齢の数え方(数え年・満年齢)と、やる時期が分かる
– 11月15日にこだわらない日程の決め方が分かる
– 前撮り・写真スタジオを予約するタイミングが分かる
– 衣装をレンタル・購入・手持ちのどれにするか判断できる
– 費用の内訳の目安と、初穂料の基本が分かる
– 両家の祖父母との調整と、共働きの休みの取り方が分かる

👤 こんな人に読んでほしい

  • [x] 子どもが七五三の年齢になるけれど、何から始めればいいか分からない人
  • [x] 七五三の費用がいくらかかるのか、ざっくり知っておきたい人
  • [x] 平日は仕事で、準備に使える時間が限られている共働き家庭
  • [x] 両家の祖父母をどう呼ぶか、当日の段取りに悩んでいる人

この記事のゴール

この記事で目指すのは、「立派な七五三」ではなく「親子で笑って終われる七五三」です。

七五三の情報を調べると、豪華な着物、プロのヘアメイク、スタジオでのたくさんの衣装チェンジ……と、やることがどんどん増えていきます。でも、共働き家庭が使える時間と体力には限りがあります。そして何より、主役の子どもの体力にも限りがある。

だからこの記事では、「全部やる」ではなく「うちは何をやって、何をやらないか」を決めることから始めます。やることが決まれば、日程も予算も自然と決まっていきます。

⚠️ はじめに:七五三のしきたりや年齢の数え方は、地域や家庭、神社によって考え方が異なります。本記事で紹介する料金や時期は、あくまで一般的な目安と私個人の体験です。参拝先の神社や、利用する写真スタジオ・レンタル店の最新情報を、必ず確認してください。


第1部 七五三はいつやる?年齢の数え方と時期

1-1. 七五三をする年齢は「男の子と女の子」で違う

まず基本から整理しておきます。七五三は、子どもの成長を祝い、これからの健康を願う行事です。お祝いをする年齢は、一般的には次のとおりです。

年齢 女の子 男の子 昔の由来とされる儀式
3歳 お祝いする お祝いする家庭も多い(地域による) 髪を伸ばし始める「髪置き」
5歳 ― お祝いする 初めて袴をつける「袴着」
7歳 お祝いする ― 着物の帯を結び始める「帯解き」

男の子の3歳は、地域や家庭によって「やる・やらない」が分かれます。女の子は3歳と7歳、男の子は5歳(と3歳)、と覚えておくと分かりやすいと思います。

1-2. 「数え年」と「満年齢」、どちらで数える?

七五三で最初に迷うのが、年齢の数え方です。

数え方 考え方 例:4月生まれの子の場合
数え年 生まれた年を1歳とし、お正月を迎えるたびに1歳足す 満2歳の秋が「3歳の七五三」になる
満年齢 誕生日を迎えるたびに1歳足す(ふだん使う年齢) 満3歳の秋が「3歳の七五三」になる

もともと七五三は数え年で行うものでしたが、最近は満年齢で行う家庭も多いと言われています。神社でも「どちらでも大丈夫です」という案内をしているところが多いので、家庭の事情に合わせて選んでいいと考えて大丈夫です。

1-3. 数え方を決めるときの判断ポイント

どちらにするか迷ったら、次のような視点で考えてみてください。

判断ポイント 数え年が向く場合 満年齢が向く場合
子どもの成長 早めでも着物やお参りに耐えられそう 小さいうちは体力やイヤイヤが心配
きょうだい 年の近いきょうだいと一緒にお祝いしたい ―
写真 小さくてかわいい時期を残したい 表情が豊かになってから撮りたい
7歳のタイミング 小学校入学前(年長の秋)に済ませたい 小学1年生の秋にやりたい

特に3歳の七五三は、数え年だと満2歳のことも多く、イヤイヤ期のまっただ中になりやすいです。結愛は満年齢で、年少の秋にしました。それでも大泣きしたので、満2歳だったらどうなっていたか……と思います。

1-4. 我が家の「7歳の七五三」はいつにする?

いま、健太郎と話し合っているのが、結愛の7歳の七五三をいつにするか、です。

  • 数え年なら:年長の秋(小学校入学の前)
  • 満年齢なら:小学1年生の秋

どちらもアリなのですが、共働きの我が家には、ひとつ気になることがあります。私の会社の時短勤務は小学校入学まで。小学1年生の秋は、フルタイムに戻るか働き方を見直した直後で、しかも「小1の壁」でバタバタしている時期なんですよね。

そう考えると、「年長の秋に数え年でやってしまう」のが、我が家にとってはラクかもしれない。こんなふうに、しきたりだけでなく家庭の働き方や生活の変化から逆算して決めていいのが、今の七五三だと私は思っています。

⏰ 時短勤務がいつまで使えるのか、制度の基本は 時短勤務はいつまで取れる?制度の基本と我が家の選択 で整理しています。子どもの行事の時期を考えるときにも、働き方の節目を一度確認しておくと安心です。


第2部 11月15日にこだわらない日程の決め方

2-1. 11月15日は「目安」でOK

七五三といえば11月15日。由来には諸説ありますが、昔からこの日にお祝いする習わしがあります。

ただ、最近は10月から11月ごろの都合のいい日にお参りする家庭が多いと言われています。11月15日が平日の年も多いですし、共働き家庭がその日に合わせるのは現実的ではありませんよね。寒さが早く来る地域では、少し早めの時期にお参りすることもあるそうです。

去年参拝した神社も、あとで調べたらご祈祷は通年で受け付けていました。知っていたら、あんなに混む日は選ばなかったのに……。

2-2. 混雑を避けるなら「時期」と「時間帯」をずらす

七五三の参拝で一番混みやすいのは、11月の土日祝、特に中旬です。人気の神社では、ご祈祷の受付に長い行列ができることもあります。

混雑を避ける工夫 ポイント
10月中にお参りする 気候も穏やかで、着物でも過ごしやすい日が多い
11月下旬にずらす ピークを過ぎると落ち着く神社も
午前中の早い時間に行く 子どもの機嫌もよく、混む前に終わらせやすい
平日に行く 休みが取れるなら、一番空いている
近所の小さな神社を選ぶ 有名な神社にこだわらなければ、ゆったりお参りできる

特におすすめなのが、午前中の早い時間です。4歳前後の子どもは、午前中のほうが機嫌がいいことが多いんですよね。去年の私たちは、お昼前に神社に着いて、並んでいるうちにお昼寝の時間に突入しました。

大安などの六曜を気にするかどうかは家庭や親族によるので、気になる場合は先に祖父母にも一言聞いておくと安心です。

2-3. 神社のご祈祷は「予約制」かどうかを確認

神社によっては、七五三シーズンのご祈祷を予約制にしていたり、受付時間が決まっていたりします。予約がいらない神社でも、混雑する日は待ち時間が長くなりがちです。

日程の候補が決まったら、参拝先の神社の公式サイトで、予約の要否・受付時間・初穂料を確認しておきましょう。お参りだけ(ご祈祷なし)にするなら、予約なしで気軽に行ける神社も多いです。


第3部 前撮り・写真スタジオはいつ予約する?

3-1. 「前撮り」と「当日撮影」の違い

七五三の写真の撮り方は、大きく分けて3つあります。

撮り方 内容 メリット 注意点
前撮り 参拝より前(春〜夏ごろなど)にスタジオで撮影 空いていて、割引があることも。当日の負担が減る 撮影と参拝で着物を2回着る場合も
当日撮影 参拝の日に撮影もまとめる 1日で終わる 子どもの体力的にかなりハード
後撮り 参拝のあと(12月以降など)に撮影 空いていて、ゆったり撮れる 七五三の時期から少しずれる

去年の私たちは「当日撮影」でしたが、小さな子どもに「着付け→参拝→撮影→食事」の全部は、明らかに詰め込みすぎでした。

3-2. 前撮りの予約は「春〜夏」が狙い目

多くの写真スタジオでは、春から夏ごろにかけて、七五三の前撮りを受け付けています。この時期は早撮りの割引キャンペーンを行っているスタジオも多いです。

一方で、秋の土日は予約が早く埋まりやすいです。10月〜11月の土日に撮影したい場合は、少なくとも2〜3か月前、人気のスタジオならもっと早めに予約しておくと安心です。

撮影したい時期 予約の目安
春〜夏(前撮り) 1〜2か月前でも取りやすいことが多い
秋の平日 1か月前でも空きがあることも
秋の土日祝 2〜3か月以上前が安心
12月以降(後撮り) 比較的取りやすいことが多い

※時期や空き状況はスタジオ・地域によって大きく違います。

3-3. スタジオ選びで確認したい5つのこと

写真スタジオの料金体系は、スタジオによってかなり違います。予約前に次の5つを確認しておくと、「思っていたより高かった」を防げます。

  1. 撮影料:無料のスタジオもあれば、別途かかるスタジオもある
  2. 写真データ・アルバムの料金:撮影料が安くても、データやプリントで費用がかさむことも
  3. 衣装の数と追加料金:着替えの回数によって料金が変わるか
  4. 着付け・ヘアセット代:撮影料に含まれるか、別料金か
  5. 参拝用の衣装レンタル:撮影した着物を、そのまま参拝の日に借りられるか

私が去年一番驚いたのは、「撮影料は安いけれど、データを全部買うとけっこうな金額になる」ことでした。次は、予約の段階で「写真データはいくらまで」と決めておくつもりです。

3-4. 共働きには「平日の前撮り」もおすすめ

有給を1日取れるなら、平日の前撮りはかなりおすすめです。スタジオが空いているので、子どものペースに合わせてゆっくり撮影してもらえます。平日料金で割安になるスタジオもあります。

「撮影は平日の前撮りで済ませて、参拝は土日の午前中にさっと」。この「分散型」にすると、1日あたりの子どもの負担がぐっと軽くなります。7歳の七五三は、この形でやろうと決めています。


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出張撮影の一例:ラブグラフの七五三プラン

プラン料金(税込)撮影時間写真データ
モーニング16,280円〜1時間30枚以上
スタンダード26,180円〜1〜1.5時間75枚以上
着物セットプラン38,280円〜1〜1.5時間75枚以上
キャンセル料11日以上前は無料/3〜10日前は撮影料金の30%/前日・2日前は50%/当日は100%
写真が届くまで撮影後1〜2週間程度でマイページに納品

スタジオ選びで書いた「写真データの料金」と同じで、何枚のデータが料金に含まれるかを先に見ておくと、予算オーバーを防げます。

2026年10月22日 ラブグラフ公式「七五三」・ラブグラフ公式「ご利用の流れ」で確認。料金は「〜」表記のため、撮影日や内容で変わることがあります。予約前に最新の内容を公式でご確認ください。

第4部 衣装はレンタル・購入・手持ちのどれにする?

4-1. 3つの選択肢を比較

七五三の衣装は、大きく分けて「レンタル」「購入」「手持ち(譲り受け)」の3つです。

選択肢 費用の目安 メリット 注意点
レンタル 数千円〜数万円程度 保管やお手入れが不要。選択肢が多い 人気の柄は早く埋まる。汚したときの規定を確認
購入 数万円〜十数万円程度 何度でも着られる。きょうだいに使える 保管・お手入れの手間。成長で着られなくなる
手持ち・譲り受け 小物の買い足しやお手入れ代程度 費用を抑えられる。思い出がつながる サイズ直し・シミの確認・小物の不足

※費用は衣装の種類や質、セット内容によって大きく変わります。

4-2. レンタルは「スタジオ」と「レンタル店」で借り方が違う

レンタルには、主に次の借り方があります。

  • 写真スタジオのレンタル:撮影と一緒に借りられる。着付けまで任せられることが多い
  • 着物レンタル店:種類が豊富。着付けやヘアセットをセットにできる店も
  • 宅配レンタル:ネットで選んで自宅に届く。自分で着付けできる場合に便利

共働き家庭にとってラクなのは、「着付けまでその場でやってもらえる」レンタルです。我が家も去年は写真スタジオの被布セットを借りて着付けまで任せたので、衣装の準備はほとんど何もせずに済みました。

4-3. 3歳は「被布」、7歳は「帯付き」で準備の手間が変わる

衣装の手間は、年齢によっても変わります。

年齢 よくある衣装 準備の手間
3歳 着物+被布(ベストのような上着) 帯を結ばないので、比較的ラク
5歳(男の子) 着物+羽織+袴 袴の着付けに慣れが必要
7歳(女の子) 着物+帯(「帯解き」の意味も) 本格的な着付けが必要。ヘアセットもしっかりめ

特に7歳の女の子は、着付けとヘアセットに時間がかかります。美容院や写真スタジオの着付けは、秋の土日の朝から予約が埋まりやすいので、早めに押さえておきましょう。

4-4. 手持ちの着物を使うときのチェックリスト

実は、私が7歳の七五三で着た着物が、実家に残っているそうです。母から「結愛ちゃんに着せる?」と言われて、手持ちの着物を使う方法も調べてみました。

手持ちや譲り受けの着物を使う場合は、早めに現物を確認するのが大事です。

  • [ ] サイズは合うか(肩上げ・腰上げが必要か)
  • [ ] シミやカビ、虫食いはないか
  • [ ] 帯・長襦袢・草履・髪飾りなど、小物はそろっているか
  • [ ] 着付けをしてくれる人や場所はあるか
  • [ ] お手入れやサイズ直しに、どれくらい時間と費用がかかるか

直しやクリーニングには時間がかかることもあるので、使うかどうかは夏ごろまでに決めると安心です。「足りない小物だけレンタルする」「着物だけ手持ちで、着付けは美容院に頼む」という組み合わせもできます。

4-5. 足元は「スニーカー」を必ず持っていく

衣装で一番大事だと痛感したのは、実は足元です。

去年、結愛は慣れない草履で足が痛くなって、神社の砂利道で動けなくなりました。草履やぽっくりは、写真を撮るときだけ履けばOK。移動のときは、履き慣れたスニーカーで十分です。

着物にスニーカーは見た目が気になるかもしれませんが、足が痛くて泣いてしまうより、ずっといいです。7歳のときは、最初からスニーカーをバッグに入れておくと決めています。


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第5部 七五三の費用はいくら?内訳の目安と初穂料

5-1. 費用の内訳の目安

七五三の費用は、何をやるかによって大きく変わります。一般的な内訳の目安を、ざっくり整理しておきます。

項目 費用の目安 変動するポイント
初穂料(ご祈祷料) 5,000〜10,000円程度が多い 神社によって金額が決まっている場合も
衣装(子ども) レンタルで数千円〜数万円程度/購入なら数万円〜 年齢・衣装の質・セット内容
着付け・ヘアセット 数千円〜2万円程度 7歳は高めになりやすい。親の着付けも頼むと追加
写真撮影 数万円程度〜 データやアルバムの購入内容で大きく変わる
食事会 1人数千円〜1万円程度 人数・お店・個室の有無
親の服装 手持ちなら0円〜 親も着物にする場合はレンタル・着付け代
千歳飴・お祝い返しなど 数千円程度 祖父母からお祝いをもらった場合の内祝い

合計すると、簡素にすれば数万円程度、写真や食事会をしっかりやると10万円〜20万円程度になることもあります。いくらかけるかは、本当に家庭次第です。

5-2. 我が家の3歳の七五三は、ざっくりこのくらい

参考までに、去年の我が家は、初穂料(神社が決めた1万円未満の金額)、写真スタジオの被布セットのレンタルと着付け、写真データ、私の両親を含めた5人での食事会で、全部合わせて10万円には届かないくらいでした。あくまで一例です。一番の反省は、先ほども書いた写真データの予算オーバーです。逆に、親の服装を手持ちで済ませたのと、食事会をお店の個室ではなく普通の席にしたことで、ほかの部分はかなり抑えられました。

5-3. 初穂料の基本

神社でご祈祷を受けるときに納めるのが、初穂料(はつほりょう)です。「玉串料(たまぐしりょう)」と呼ぶこともあります。

項目 一般的な目安
金額 5,000〜10,000円程度が多い。神社が金額を決めていることも多い
包み方 紅白の蝶結びののし袋、または白い封筒
表書き 上段に「御初穂料」または「初穂料」
名前 下段に子どもの名前(きょうだい一緒なら連名にすることも)
渡すタイミング ご祈祷の受付のとき

神社によっては、のし袋ではなく、受付でそのまま納める形のところもあります。金額や納め方は、参拝先の神社の案内を確認するのが一番確実です。

新札を用意するかどうかは、気にする人もいます。私は前日の夜に「新札がない!」と気づいて慌てたので、のし袋と新札は1週間前までに用意しておくのがおすすめです。

5-4. 費用を抑えるなら「やらないこと」を決める

費用を抑えたいときは、「全部を少しずつ安くする」より、「やらないことを決める」ほうが効果的です。

  • 写真は前撮りだけにして、当日はスマホで撮る
  • 写真データは「◯枚まで」と上限を決める
  • 食事会はお店ではなく、自宅でお祝いする
  • 親の着物はやめて、手持ちの服にする
  • 手持ちの着物や、レンタルのセットを活用する

我が家が7歳で削ろうと思っているのは、当日のスタジオ撮影です。前撮りでしっかり撮っておけば、参拝の日は家族のスマホ写真で十分。そのぶん、子どもの体力にも余裕が生まれます。


第6部 両家の祖父母との調整

6-1. 最初に「誰を呼ぶか」を夫婦で決める

七五三で意外と気を遣うのが、両家の祖父母との調整です。

我が家は、私の実家が新幹線と在来線を乗り継ぐ距離、健太郎の実家は車か飛行機の距離で、どちらも気軽に来てもらえる場所ではありません。だからこそ、「来てもらうのか」「来てもらうなら誰に、どこまで」を、先に夫婦で決めておく必要がありました。

決めること 選択肢の例
祖父母を呼ぶか 両家とも呼ぶ/片方だけ/今回は家族だけ
参加してもらう範囲 参拝だけ/参拝+食事会/写真撮影も一緒に
遠方の場合の移動 日帰りできるか、宿泊が必要か
費用の分担 食事会の費用、交通費、宿泊費
来られない場合 写真の共有、ビデオ通話、後日の帰省で見せる

6-2. 声をかけるのは「両家同じタイミング」で

去年の我が家は、ここで少し失敗しました。

私の両親に先に日程を伝えたら、「行きたい!」と言ってくれて、すぐに新幹線の予約をしてくれました。一方、健太郎の実家に伝えたのはそのあと。義両親は遠方で、その日程では来るのが難しいとのことでした。

もちろん義両親は「気にしないで」と言ってくれましたが、片方の実家にだけ先に話が進んでしまったのは、今でも少し申し訳なかったと思っています。

そこで、7歳の七五三では次のルールにしようと健太郎と決めました。

  1. 両家に、同じタイミングで、候補日を複数伝える
  2. 私の実家への連絡は私、健太郎の実家への連絡は健太郎が担当する
  3. 来られない場合も、ちゃんと参加できる方法を用意する

「自分の親への連絡は自分が担当する」は、敬老の日のギフトでも我が家が使っているルールです。

🎁 両家の祖父母とのバランスの考え方は、敬老の日、共働きが選ぶ孫からのギフト にもまとめています。「両家で気持ちの手厚さをそろえる」という考え方は、七五三にもそのまま使えます。

6-3. 来られない祖父母にも「参加感」を届ける

遠方で来られない祖父母がいる場合、我が家がやってよかったのは次の3つです。

  • 前撮りの写真を、参拝より先に送る:当日を待たずに、着物姿を見てもらえる
  • 参拝の日に、短いビデオ通話をする:着物姿のまま「じいじ、ばあば、見て!」と数分話すだけ
  • フォトブックを両家に同じものを送る:来た家・来られなかった家で差をつけない

去年、義母は写真を送ったら、すぐに「かわいいね、ありがとう」と電話をくれました。会えなくても、今の結愛を届けることはできる。これは、七五三でも敬老の日でも同じだと思います。

6-4. 祖父母が遠方から来るときの配慮

遠方から来てもらう場合は、参拝を早朝にしない、帰りの新幹線や飛行機の時間から逆算して食事会の終わりを決める、砂利道や階段が多い神社なら事前に伝える、の3つを意識しています。我が家は2LDKの賃貸で泊まってもらうスペースがないので、去年は私の両親に駅の近くのホテルを取ってもらいました。

🚄 遠方の祖父母の家へ子連れで移動する段取りは、共働きの帰省・お盆をラクにする段取り で、移動・手土産・荷物のコツをまとめています。七五三のあとに、祖父母の家へ写真を見せに行くときにも使えます。


第7部 当日の子どもの体力と、共働きの休みの取り方

7-1. 当日は「予定を3つまで」にする

去年の私の一番の反省は、1日に予定を詰め込みすぎたことでした。

時間 去年の我が家の予定 結果
朝 スタジオで着付け・ヘアセット じっと座っていられず、すでに疲れ気味
昼前 神社へ移動、ご祈祷の行列 1時間以上待って、ぐずり始める
昼過ぎ スタジオに戻って撮影 お昼寝の時間とぶつかり大泣き
夕方 食事会 着物を脱いで私服に。親はぐったり

振り返ると、4歳前後の子どもには、「着付け・参拝・撮影・食事会」の4つを1日でこなすのは多すぎでした。

7歳の七五三は、当日にやることを3つまでに絞るつもりです。

時間 7歳の七五三の予定(案)
朝 着付け・ヘアセット
午前中 神社へお参り(混む前に)
お昼 家族と祖父母で食事。終わったら着替えて帰宅

撮影は前撮りで済ませておくので、当日はこれだけ。お昼寝やひと休みの時間には、家に帰っているのが目標です。

7-2. 当日の持ち物チェックリスト

当日は、次のようなものがあると安心です。

  • [ ] 履き慣れたスニーカー
  • [ ] 着物の上から羽織れる上着(寒い日用)
  • [ ] 着替え一式とタオル
  • [ ] 飲み物(ストロー付きだと着物が汚れにくい)と一口サイズのおやつ
  • [ ] 初穂料(のし袋・新札)
  • [ ] 絆創膏(草履の靴ずれ用)
  • [ ] スマホの充電(写真とビデオ通話用)

千歳飴は手や着物がべたべたになりやすいので、食べるのは家に帰ってからがおすすめです。また、着物だとトイレに時間がかかるので、着付けの前・ご祈祷の前・食事の前と、区切りごとに行っておくと当日のバタバタが減ります。

7-3. 共働きの休みは「前撮りの平日」と「参拝の土日」で分ける

共働き家庭にとって悩ましいのが、七五三の準備にかかる休みをどう取るかです。

我が家の場合、準備で平日に動く必要があるのは、主にこんな場面です。

準備の内容 平日に動く必要 我が家の取り方
写真スタジオの下見・予約 ほぼなし(ネット予約・土日の下見) 夜にネットで予約
衣装選び 土日でも可 前撮りの日にまとめて
前撮り 平日なら空いていて安いことも 有給を1日取る
神社のご祈祷 土日でも可 土日の午前中
着物の直し・クリーニング 店舗に持ち込むなら平日も 宅配やお店の土日対応を利用

私が考えた結論は、「平日の休みは前撮りの1日だけ。参拝は土日」です。前撮りの日は、健太郎と二人で有給を取る予定です。健太郎は仕事柄、システムの保守当番が入る週もあるので、候補日が決まったら、すぐに夫婦の予定を共有するようにしています。

7-4. 七五三は「子の看護等休暇」の対象?

2025年の育児・介護休業法の改正で、子どもの看護休暇は「子の看護等休暇」になり、入園式・卒園式・入学式などの行事への参加にも使えるようになりました。

ただし、法改正で対象に加わった行事は入園式・卒園式・入学式などで、七五三は含まれていないと考えるのが一般的です。七五三で休む場合は、有給休暇や、会社独自の特別休暇を使うことになると思います。会社によっては、家族の行事に使える休暇制度があることもあるので、就業規則を一度確認してみてください。

⚠️ 子の看護等休暇の対象や取得の条件は、法律や会社の規定によって異なります。最新の内容は、厚生労働省の公式情報や勤務先の就業規則でご確認ください。

7-5. 共働きの七五三・逆算スケジュール

最後に、共働きでも無理なく準備するための逆算スケジュールをまとめます。秋の土日に参拝する場合の目安です。

時期 やること
参拝の半年〜4か月前(春ごろ) 数え年か満年齢か、やること・やらないことを夫婦で決める/予算を決める
4〜3か月前(初夏) 両家の祖父母に候補日を伝える/写真スタジオを比較・予約/手持ちの着物を確認
3〜2か月前(夏) 前撮り(平日に有給)/参拝用の衣装レンタルと着付けを予約
2〜1か月前 神社の予約・受付時間を確認/食事会のお店を予約/祖父母の宿を手配
1週間前 のし袋・新札を用意/持ち物をそろえる/天気予報をチェック
前日 早めに寝る/持ち物を玄関にまとめる/スニーカーをバッグへ
当日 予定は3つまで。午前中に参拝して、早めに帰る

一度に全部やろうとせず、「この時期はこれだけ」と区切ると、平日が忙しい共働き家庭でも少しずつ進められます。

🏃 行事の準備を夫婦で分担して、当日のスタミナを残しておく考え方は、共働きの運動会、準備と当日の乗り切り方 にもまとめています。祖父母が来る日の段取りや、親がバテないためのコツは、七五三にも共通しています。


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第8部 よくある質問

Q1. 七五三をやらない、または写真だけにするのはアリ?

アリだと思います。最近は、写真スタジオでの撮影だけにする、お参りだけしてご祈祷は受けない、家族だけで簡単にお祝いするなど、形はさまざまです。大事なのは、子どもの成長を家族でお祝いする気持ちです。祖父母が気にするかもしれない場合は、先に一言相談しておくと安心です。

Q2. きょうだいの七五三は、まとめてやってもいい?

年齢の近いきょうだいがいる場合、数え年と満年齢を使い分けて、同じ年にまとめてお祝いする家庭も多いです。準備や費用、休みを取る回数がまとまるのは、共働き家庭にとって大きなメリットです。

Q3. 七五三の親の服装は?

主役は子どもなので、親は子どもより控えめな服装が一般的です。入園式や卒園式で着る服を使い回すと、準備がラクです。

Q4. 子どもが当日、着物を嫌がったら?

無理に着せ続けなくても大丈夫です。写真を撮るときだけ着物、あとは私服でも十分。去年の結愛は、食事会の前に着物を脱ぎましたが、それで七五三が台無しになったとは思っていません。子どもが笑っていられることのほうが、ずっと大事です。


出張撮影を予約する前によくある質問

Q. 雨が降ったらどうなる?

ラブグラフでは、急な天候不良や天災などの場合、撮影の10日前から当日まででもキャンセル料なしでキャンセル・延期できる扱いがあります。ただし、該当するかどうかはカメラマンが判断します。

Q. 子どもの機嫌が悪くて遅れそう。

30分以上の無断の遅刻、または1時間以上の遅刻は当日キャンセル扱い(キャンセル料100%)になります。遅れそうなときは早めにカメラマンへ連絡を。

Q. 予約したら、その場で確定する?

いいえ。予約リクエストのあと、カメラマン確定のメールが届いた時点で確定です。参拝の日が決まったら、早めにリクエストしておくと安心です。

Q. 神社で撮影していいの?

撮影地によっては許可の申請が必要で、確認と申請は利用者が行います。ご祈祷の予約と一緒に、神社へ撮影のルールも聞いておきましょう(第2部)。

2026年10月22日 ラブグラフ公式「ご利用の流れ」で確認。

出張撮影を頼むときの流れ(ラブグラフの場合)

  1. 予約リクエスト:Webフォームで撮影地と日時を送る(この時点では未確定。カメラマン確定のメールで確定)
  2. ヒアリングシートと支払い:届いた案内に沿って回答・支払い
  3. カメラマンから連絡:確定から24時間以内に連絡が来る
  4. 撮影地の確認・許可申請:神社によっては申請が必要。確認と申請は自分で行う
  5. 撮影当日:待ち合わせてから約1〜1.5時間
  6. 写真を受け取る:撮影後1〜2週間程度でマイページに届く

共働きの家なら、4の神社への確認を予約リクエストの前に済ませておくと、あとで日程を組み直さずに済みます。

2026年10月22日 ラブグラフ公式「ご利用の流れ」で確認。

まとめ——七五三は「やらないこと」を決めると笑って終われる

七五三の準備について、ポイントをまとめます。

  1. 年齢は数え年でも満年齢でもOK:家庭の働き方や子どもの成長から決めていい
  2. 11月15日にこだわらない:10〜11月の都合のいい日、午前中の早い時間がおすすめ
  3. 写真は前撮りで分散する:秋の土日は早く埋まるので、予約は早めに
  4. 衣装は「着付けまで任せられる」ものがラク:足元はスニーカーを必ず持参
  5. 費用は「やらないこと」を決めて抑える:写真データの上限は予約時に決める
  6. 両家の祖父母には同じタイミングで連絡:自分の親への連絡は自分が担当
  7. 当日の予定は3つまで:休みは「前撮りの平日」と「参拝の土日」で分ける

去年の3歳の七五三は、段取りの失敗だらけで、写真の半分は泣き顔でした。でも、その失敗があったからこそ、7歳の七五三は「やること」と「やらないこと」を最初に決めて、ゆっくり準備しようと思えています。

七五三は、立派にやることが目的ではなく、子どもがここまで元気に大きくなったことを、家族でお祝いする日です。あなたの家の七五三が、親子で笑って終われる一日になりますように。

七五三の準備チェックリスト

  • [ ] 数え年か満年齢か、夫婦で決めたか
  • [ ] やること・やらないこと、予算の上限を決めたか
  • [ ] 両家の祖父母に、同じタイミングで候補日を伝えたか
  • [ ] 写真スタジオを予約し、写真データの予算を決めたか
  • [ ] 衣装(レンタル・購入・手持ち)と着付けを決めたか
  • [ ] 神社の予約の要否・受付時間・初穂料を確認したか
  • [ ] 前撮りや参拝の休みを、夫婦で調整したか
  • [ ] のし袋・新札・スニーカーなど、当日の持ち物を用意したか
  • [ ] 当日の予定を3つまでに絞ったか

全部できなくても大丈夫。上から1つずつで十分です。

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💬 「うちは数え年と満年齢、どっちがいい?」など、個別の相談はXのDMで受け付けています。同じ「行事の段取りに追われがちな共働きの仲間」として。あなたの家の七五三が、ちょうどいい一日になりますように。


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本記事は2026年時点の情報です。七五三の年齢の数え方・時期・しきたりは、地域や家庭、神社によって考え方が異なります。初穂料の金額や納め方、ご祈祷の予約の要否は神社ごとに異なります。写真スタジオ・衣装レンタル・着付けなどの料金や予約状況はお店によって大きく異なり、変わることもあります。子の看護等休暇などの休暇制度の対象や条件は、法律や勤務先の規定によって異なります。最新かつ正確な情報は、必ず各神社・各店舗・勤務先・公的機関の公式情報でご確認ください。本文中の費用や体験談は、あくまで私個人の一例です。

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